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カウチソファとオットマンの違いとは。
リビングの寛ぎの中心にある家具であり、お部屋のコーディネートに欠かせないのがソファです。特にソファの中でも「カウチソファ」と「オットマン」は、その優れたリラックス感や使い勝手の良さから、大変人気が高まっています。
「カウチソファ」とは、どのような魅力があるのでしょうか。また、「オットマン」とはどのように違うのでしょうか。これらの疑問を解決するために、この記事ではカウチソファとオットマンそれぞれの特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説いたします。リラックスしたいときの快適さを更に高めるための情報として、ぜひ参考にしていただければと思います。
詳しい解説を続けていきます。
カウチソファの特徴とは
ソファという家具の世界には様々なデザインや機能が存在します。その中で、特に注目を集めているのが「カウチソファ」です。カウチソファとは、一体どのようなもので、他のソファとはどのように異なるのでしょうか。その疑問を解決し、カウチソファの魅力について詳しく解説します。
カウチソファの基本形状
カウチソファとは、その名の通り、カウチとソファが一体となった形状の家具です。カウチという言葉は、元々は中英語から古フランス語の「couche」に由来し、「横たわる」という意味が含まれています。このカウチは、長椅子や寝椅子を指す言葉として使われ、足を伸ばしたり、横になったりすることができる家具を示します。
カウチソファは、通常のソファ部分とカウチ部分が組み合わさったL字型のデザインが特徴となっています。このL字型のデザインは、部屋の角や中央に配置することで、空間を効果的に利用できるのが魅力です。さらに、そのサイズは多岐にわたり、足を軽く伸ばせる小さなものから、ベッドのように横になることができる大きなものまで、さまざまなニーズに応える商品が展開されています。
コーナーソファとの違い
一見すると、カウチソファは「コーナーソファ」の形状とよく似ていると感じるかもしれません。L字型に組まれた形状はコーナーソファと似ていると感じることも多いのですが、大きな違いは「背もたれ」にあります。コーナーソファは、L字部分全体に背もたれが存在しており、どの位置に座っても背中を預けてリラックスすることができるのが特徴です。しかし、カウチソファの場合、足を延ばす部分には基本的に背もたれがなく、横長の部分と同じ方向を向いて座ることを前提としたデザインとなっています。この特徴により、カウチソファはより開放的な空間を作り出すことができ、お部屋の広さや使い方に合わせて選ぶことができるのです。
カウチソファの使い方と配置のコツ
カウチソファをお部屋に配置する際のコツは、その形状を最大限に活かすことです。L字型は、部屋の角に合わせて設置することで、空間を効果的に利用することができます。また、カウチソファには正面があり、テレビと向き合わせて配置すると、視覚的にも使い勝手も良くなります。照明の位置や他の家具とのバランスを考慮しながら配置することで、より快適なリビングスペースを実現できます。
カウチソファの魅力を理解したら、次に考えるのはあなたのお部屋に合ったサイズやデザインを選ぶことです。選び方のポイントにもしっかりと注目してみましょう。
カウチソファのメリットとは
カウチソファは、時代を問わず生活空間の人気アイテムとして、多くの人々の日常をより豊かで快適にしています。では、カウチソファが多くの家庭でなぜこれほど愛され、選ばれ続けるのか。その主な理由は以下の3つです。
詳しく解説します。
様々な体勢でくつろげる
カウチソファは、究極の寛ぎを感じることができるというのが人気の理由です。そのデザイン的な特徴からもわかるように、色々な体勢で寛ぐことができるのが最大の魅力です。以下のような寛ぎスタイルが楽しめます。
足を伸ばしてリラックス
一日の疲れを和らげるには、足をしっかりと伸ばして疲れを癒すことが重要です。この体勢は、深いリラクゼーションとリフレッシュに役立ちます。
あぐらをかいてのんびり
カウチソファは奥行きが広く、自然な体勢であぐらをかくことができます。日本人は伝統的に床生活に慣れているので、あぐらをかいて座ることがリラックスできる姿勢として受け入れられています。
足を抱えて落ち着く
子供のころに戻った気分になれる、足を抱えるポーズ。このポーズは、安心感をもたらし、心を穏やかにします。
気持ちよく横になる
カウチソファは、ゆったりと横になるのに十分なスペースがあります。ソファでごろごろと横になりながら読書やテレビを観るのもいいですね。
カウチソファは、その広いスペースから様々な姿勢でのリラックスを楽しむことができます。長時間の映画鑑賞や友人との会話、または静かな読書の時間でも、それぞれの状況に合わせて最適な体勢で過ごせます。カウチソファは、ソファの中でも究極のリラックスタイムを過ごせる家具と言えるでしょう。
コーナーソファ感覚で複数人で過ごせる
カウチソファのデザインは、来客時や家族との時間など、人々が集まる場面で非常に役立ちます。通常のソファでは座席が横並びとなりますが、カウチソファのL字型デザインを活かすと、完全な正面でもなく、完全な横並びでもない、絶妙な角度で相手と向き合うことができます。この配置は、目線が自然に交わり、心地よい距離感を保つことができるため、会話が自然に盛り上がりやすくなります。
また、L字型の一部に座ることで背もたれがない状態になることもありますが、この形状がオープンかつ自由な雰囲気を作り出し、コミュニケーションの質を一層高めると言われています。
仮眠をする時のベッド代わりになる
カウチソファは、その広々としたデザインが、日常のさまざまな場面でのリラックスや仮眠に最適なスペースになるのが魅力です。お昼寝をしたい時や、ちょっとした休憩を取りたい時、そのゆったりとした座り心地や寝心地は格別です。特に、小さなお子さんがお昼寝の時間を迎えた際や、家事をこなす合間にちょっと一息つきたいと感じた時、カウチソファは横になって休めるので、とても重宝します。
また、このソファの魅力として使い勝手の良さがあります。例えば、家族がカウチで仮眠を取っていても、その他の部分は座るスペースとして利用することができます。
カウチソファのデメリットとは
カウチソファのデメリットは2つです。
これらのポイントにも解決策がありますので、一緒に確認してみましょう。
広いスペースが必要
カウチソファはその存在感から、部屋のスペースを多く占めることがあります。たとえ広いリビングであっても、狭く感じることや、部屋の動線を妨げることがあるかもしれません。インテリア店の展示スペースは広く感じやすいので、ソファのサイズ選びは計画的に行うのがオススメです。実際に部屋の寸法を測り、ソファの配置をイメージしてから選ぶことが大切です。
模様替えに制約がある
カウチソファはサイズが大きい上、特定の形状(例: L字)を持っているため、配置の自由度が低くなることがあります。頻繁に部屋の模様替えを楽しみたい方や、よく引っ越す方は、特に注意が必要です。しかし、こういった制約をクリアするためには、左右の配置が変更可能なソファや、部品ごとに分解可能なモデルを選ぶと、柔軟なレイアウトや移動が可能となります。
オットマンの特徴とは
オットマンとは、ソファに座った状態から足を伸ばして置ける小さなソファです。
正方形に近い物や、長方形で少し大きめのものなど用途によって使いわけも可能。購入するときのポイントは座面の高さです。ソファと同シリーズのオットマンなら問題ないのですが、ソファの座面より少しでも高さのあるものを選ぶと足が上がった状態になります。足への負担にもなりますが、何より腰を痛める原因になるので注意が必要です。ソファの座面と同じか、少し低めのものを選びましょう。
スツールとして使える
オットマンはコンパクトなので、女性でも簡単に動かせます。来客時などにはオットマンを少し離して配置し、スツール(背もたれのない一人掛けのソファ)として利用しましょう。
お客様と横並びに座るのは、距離が近すぎますし話もしづらい印象です。ほとんどのオットマンは、ソファの様な座面やクッション性をもっているので、座り心地も問題ありません。
インテリアのアクセントになる
オットマンをソファと同じカラー同じ素材で統一するのも素敵ですが、あえて別のカラーを選ぶと部屋のアクセントになります。面積の大きいソファの色をアクセントにすると、部屋が少し狭い印象になったり、色にあきやすくなったりします。ソファはベーシックカラー、オットマンはアクセントカラーにしてインテリアを遊んでみてはいかがでしょうか。色選びに不安がある方は「カラーのトーンを合わせる」「素材を合わせる」とすることで馴染みのいいアクセントにすることができます。
買い足すことができる
オットマンはいくらでも買い足すことができるので、すでにソファをもっている方でも取り入れやすいです。家族で取り合いになるなら、2つ目を買い足すことも簡単にできます。生活は住み始めてみないと分からないことも多いですし、インテリアも使い始めないと勝手がわからないものです。
ソファを購入するときはイメージしていなかったけど、ソファに座っている時に「足を伸ばしたいな」と思う方もいるでしょう。カウチソファに買い替えるのはもったいないですし、費用もかさみます。オットマンを買い足して、ゆったりと足を伸ばしてくつろぎましょう。
オットマンのデメリットとは
オットマンのデメリットは2つです。
しっかりと確認していきましょう。
背の高い人には長さが足りない
背の高い人がオットマンで足を支えようとしても、オットマンの大きさによっては足がはみ出てしまいます。ソファから遠ざけて設置しても、足がオットマンに接する部分までが浮いた状態になり、体勢に負担がかかります。長方形のオットマンをたてに使うなどすれば解消できますが、背の高い人には少し不向きといえるでしょう。
体勢が変えにくい
オットマンを使えば足を伸ばしてゆったりと座れますが、ソファと離して設置するタイプは足を置く以外、体勢を変えられません。カウチソファのようにゆったりと寝そべったり、頻繁に体制をかえたい方は、同じシリーズで大きめのオットマンを選んで解消しましょう。
オットマンの購入も視野に入れてソファ選びをする場合は、オットマンが同シリーズであるか確認してから決めるのがおすすめです。
まとめ
カウチソファとオットマンは、どちらも足を伸ばしてくつろぐための家具ですが、使い方や形が少し違います。カウチソファは大きくて、たくさんの人が座ることができます。オットマンは小さくて動かしやすいので、狭い場所や足置きとして使うのに便利です。
これらの家具の良さを知って、自分の家や部屋に合わせて選ぶことが大切です。カウチソファは、家族や友達と一緒にテレビを見たり、お話ししたりするのにおすすめです。オットマンは、利便性に優れているのでちょっとした読書やリラックスする時に配置して足をのせるのにおすすめです。
足を伸ばしてリラックスすることは、体も心も安らぐ良い方法です。自分の生活に合った家具を選んで、快適な時間を過ごしましょう。
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