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ソファの毛玉対策とは。毛玉の対処法と毛玉にならないソファの選び方。

おしゃれなソファでも、毛玉ができていると生活感が出てしまいますよね。毎日何回も座る家具だからこそ、毛玉もできてしまうことがあります。そこで今回は、毛玉ができるメカニズムやソファに毛玉をつくらないための予防法、もし毛玉ができてしまったときの対処法についてご紹介します。家にあるソファを長くきれいに使いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

それぞれ説明していきます。

毛玉ができるメカニズムとは

ソファに毛玉ができる原因は、毛羽立ちです。生地の表面に摩擦が加わることで細かい毛羽立ちができ、毛羽が絡み合い毛玉ができてしまいます。そもそも摩擦により絡んだ毛先が伸びることで毛玉になってしまうため、普段から使っていると自然とできてしまうものです。

毛玉をつくらないための予防法

座るだけで毛玉ができてしまうソファは、きれいに保つのは難しいですよね。サイズや形、カバーの色などによって、お手入れにかかる手間はさまざま。ソファの毛玉を防ぐには、毛羽が絡み合わないように掃除のタイミングでホコリを取りながらブラッシングするのがおすすめです。ブラッシングは毛玉になる前の早い段階で行うお手入れで、繊維の流れに沿ってブラッシングしましょう。ていねいにブラッシングをし終えたら、ブラシでかき出したゴミを掃除機で吸い取るとより効果的ですよ。

毛玉ができてしまったときの対処法

ブラッシングでお手入れをしていても、毛玉ができてしまうことはあるでしょう。もし毛玉ができてしまったら、以下のような方法で対処するのがおすすめです。

ソファの毛玉を取るのにお金をかけたくない、自分でなんとかしたい人は「毛玉取り機」「食器用スポンジ」「ハサミ」で対処するといいでしょう。反対に自分で対処するのは面倒、お金をかけてもきれいにしたい人は「専門業者」がおすすめです。それぞれの対処法について、詳しく解説します。

毛玉取り機を使う

毛玉取り機は毛玉クリーナーとも呼ばれ、毛玉を取るためのアイテムのため簡単にソファの毛玉がとれます。手のひらサイズで電動のものがほとんどで、労力がかからず力の弱い人でも楽に毛玉をとることが可能です。使い方はスイッチを入れてヘッドをソファ本体に軽く当て、クルクルとなでていきます。毛玉とともに細かなゴミも取れることが多く、あとから掃除機をかける手間を省けます。

 

食器用スポンジを使う

食器用スポンジを使って、ソファの毛玉を取ることも可能です。やわらかい面でなく堅い面をソファの生地に軽く押し当て、なでるようにこすりましょう。なるべく堅い面のあるスポンジのほうが効果的です。通常の食器用スポンジでは毛玉があまりとれない場合は、焦げとり用のスポンジを使うのがおすすめですよ。ただし、放置しすぎた頑固な毛玉はスポンジではあまり取れないこともあります。スポンジを使う場合は、ソファに毛玉ができたら、すぐに対処するようにしましょう。

 

ハサミで毛玉を切る

ソファにできてしまった毛玉はつまむとよいという意見もありますが、つまんで毛玉をとると繊維が引き出されてしまいさらに新しい毛玉ができてしまいます。毛玉取り器や堅い面のついたスポンジが家にない場合は、ハサミで毛玉をカットするのがおすすめです。ソファの生地(編み地や織り地)を切らないよう、生地に刃を近づけすぎないよう注意しながらカットしてくださいね。

専門業者に依頼する

何度も毛玉をとるのが面倒くさい、忙しくて時間がないからお金をかけてでもプロにお願いしたい、という人は専門業者に依頼するのがおすすめです。ソファクリーニングの業者に依頼するか、宅配クリーニングで毛玉取りサービスを利用するかに分かれます。

 

ソファクリーニングの業者に依頼する

ソファクリーニングの業者に依頼する場合は、プロが自宅まで出張してソファをきれいにしてくれるサービスです。除菌や洗浄がメインですが、サービスに毛玉取りを組み込んでいる業者も多くいます。ソファの汚れだけでなく、ダニまで除去できるサービスもあるため、衛生面もカバーできるのはうれしいですよね。

 

宅配クリーニングで毛玉取りサービスを利用する

宅配クリーニングは自宅まで配送担当が受け取りにきてくれるパターンと、段ボールや袋などに入れて郵送するパターンがあります。宅配クリーニングの会社によって料金設定は異なり、1枚ごとに金額が決まる場合や何枚までいくらとパックになっている場合などさまざまです。取れる範囲での毛玉取りを無料でサービスしてくれる宅配クリーニング業者もあるため、毛玉をとってほしい場合は事前に確認してから依頼しましょう。定期的にソファカバーをクリーニングに出すことで、毛玉のないきれいな状態を長く保てるようになります。

毛玉にならないソファを選ぶ方法

ここまでソファの毛玉ができるメカニズムや毛玉を防ぐための普段のお手入れ方法、毛玉ができてしまったときの対処法についてお伝えしました。毎日使うソファの毛玉を防ぐには、頻繁にお手入れしたり業者に依頼したりする必要がありますが、そもそも毛玉にならない、毛玉ができにくいソファを選ぶのがおすすめです。ピリング試験評価の高い生地でソファをオーダーすることで、毛玉ができにくく長く使い続けられます。

 

ピリング試験の内容

毛玉ができた状態のことをピリングといい、ピリング試験とは擦れによる毛玉のできる度合いを評価するものです。10×12cm大きさの生地を縦長と横長で合計4枚切り出し、それぞれ直径3cmほど、長さ15cmほどのゴム管に巻き付けます。コルク板の貼られた回転箱に入れて回転させ、生地同士やコルク面と5~10時間ほど摩擦させます。時間が経過したらゴム管を取り出し、生地をはがして毛玉がどのくらいできたかを判定するものです。

 

ピリング試験の見方

ピリング試験の結果の判定には、判定標準写真といわれるものを使用して等級を決定します。生地に毛玉ができた状態の写真のことで、毛玉が大量に発生した写真の1号からほとんど毛玉が発生していない写真の5号までがあります。試験に使った生地が判定標準写真の1~5号のどこに当たるかによって、等級が決まるのです。等級が大きいほど評価の高い生地であるといえます。
bloccoでは、ピリング試験4~5評価の毛玉のできにくい生地をラインナップに取り揃えています。是非、店頭スタッフにご相談ください。

まとめ

今回の記事では、毛玉ができる原因や毛玉を作らないためのお手入れ方法、もし毛玉ができたときの対処法についてご紹介しました。座るだけでできてしまう毛玉ですが、日頃のブラッシングを欠かさず行うことで最小限に毛玉を防ぐことが可能です。毛玉ができてしまったらハサミでカットしたり毛玉取り器を使ったりして、引っ張らないようにしながら毛玉を取るようにしましょう。自分でメンテナンスをするのが面倒だと感じる人は、専門業者に頼むのもひとつの手です。ピリング試験評価の高い生地を選ぶことで、より毛玉を防ぐこともできます。この記事を参考に、長くきれいにソファを使い続けてくださいね。

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bloccoでは、ソファづくり70年以上の蓄積された経験や知識を活かして、ソファに関するお役立ち情報をたくさん掲載しています。

 

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